shi-shamoのはなし

駆け出しのボカロPです。

【詳解】どこまでも

「どこまでも feat.重音テト」について詳しく解説していきたいと思います。自己満です。

スマホで読むことを想定しているのでPCだと読みづらいかもしれません。

 

ブログから知っていただいた方は、ぜひ動画もご覧ください。

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#重音テト誕生祭2024 にてこの曲を制作しました。shi-shamo初のオリジナル曲となります。

嘘から生まれて本物の歌姫になったテトへ、愛を込めて。

youtu.be

 

この曲のテーマ

誕生祭に向けて曲を作ろう、と思った時にふと浮かんだのが「誕生日の祝福と感謝」でした。最初に決まったサビのフレーズはここから引っ張って、そのまま素直に「ありがとう」になりました。まっすぐ進む道を照らしてくれて、勇気づけてくれる曲を目指しています。

 

歌詞について

 

嘘でできた僕は何もできないから
無我夢中で歌い愛を探してた

嘘から生まれたテトが色々な人に愛されるまで、すなわち初期のことを表しています。

 

僕は僕でいいと照らしてくれた星たちあつめ
この言葉を贈りたいの

UTAU音源ができたあたりから現在までをイメージしています。星たち=テト親のつもりです。

 

「愛してくれてありがとう」と
僕がここで見れた景色は嘘じゃない

ひとときの嘘から生まれていたとしても、テトがたくさんの人に愛されてたくさん歌った時間は嘘じゃない。それを支えてくれたテト親への感謝を強く歌ってもらいました。

 

きっと僕なら大丈夫 どこまでも歩けるから

本物の歌姫と言われるようになっても、この先もテトなら大丈夫。テト親と一緒なら、どこまでも行ける。そんな思いとテト親への激励を込めました。

 

嘘でできた僕はきっとなれっこなくて
憧れの歌姫遠く輝いた

憧れの歌姫=某ネギです。「架空のVOCALOID」というタイトルから生まれている以上、ネギの存在は遠く、それでも理想であったのは間違いないでしょう。

 

それでも僕のことを信じてくれたから

たくさんの人がテトを愛し、たくさん歌ってきた。それにはテトを信じて歩んできたテト親の存在が必要不可欠だったのではないでしょうか。

 

心から思う こんな僕を認めてくれて

断じてUTAUテトが偽物というわけではありません。ですが、SVになったことはとても大きな進化で、認められたと言ってもいいと思いました。

 

ありがとう 僕がここで歌える奇跡噛み締め

重音テトという設定が生まれたこと、UTAU音源になったこと、多くの人に愛されてSVになったこと、これらはすべて奇跡だといっても過言ではないと思います。

 

マイク握りしめ駆け上がる どこまでも進んでいけるさ

1サビの同箇所と同じ意味ですが、1サビよりも「奇跡を嚙み締めて」いるので、力強さを感じられる表現になっています。

 

あの日見た星の海 歌を届けよう

先ほどと同様、星=テト親です。「星の海」はテト親たちの活動や作品のことを示しています。

 

僕の想い 響け 世界へ

テトの、テト親の想いが世界中の人々の心に響いてくれることを願って、力強く歌ってもらいました。ここでUTAUテトが最も強く出ていますが、これはUTAUテトもSVテトと同じように想いを持っていることを表しています。

 

ありがとう 僕がここで見れた景色は嘘じゃない
きっと僕なら大丈夫 どこまでも歩けるから

1サビの繰り返しです。ここで伴奏がピアノだけになります。メッセージの補強とともに、テト親たちとの思い出をひとつひとつ大切に懐古しているイメージです。

 

ありがとう
僕がここで歌える奇跡噛み締め
マイク握りしめ駆け上がる どこまでも進んでいけるさ
どこまでも進んでいけるさ

ここで転調し、2サビの歌詞を繰り返します。テト親たちと出会えた奇跡を嚙み締めて、この先もどこまでだって進んでいこう、というメッセージが込められています。

 

詳解は以上です。この曲がたくさんの人に響くことを願っています。

【制作裏話】オリジナル曲を制作するまで

ブログでははじめまして。shi-shamo(ししゃも)と申します。以前からVOCALOID曲の重音テトによるカバーを投稿していましたが、ようやくボカロPとして駆け出しました。

ブログから知っていただいた方は、ぜひ動画もご覧ください。

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このブログでは、Twitter(X)には書かないような楽曲制作における裏話を上げていこうと思います。行き場のないものを溜めているだけで、あくまで自己満足ですのであしからず。

 

今回は、私の初めてのオリジナル曲(厳密に言えば初めては謎の学級歌ですが)を制作する上での裏話?についてお話しようと思います。

 

なんで1年以上オリジナルやらなかったの?

私のことを見てくださっている方々がもしいらっしゃれば、みなさん最初に思うのはこれだと思います。申し開きのしようがありません。答えは簡単です。

DTM難しすぎない?

これに尽きます。何度もオリジナルを作ろうとはしていました。元々オリジナル曲を上げるつもりでチャンネル開設していたので当然ではあります。ここで、チャンネル開設から現在までの流れを見てみましょう。

 

2023/2/27 初めてのUTAUカバー投稿

このときは本当にオリジナルの練習のつもりでした。ただ当時使っていたPCがおさがりで、まさかの2013年製だったのでPCでのDTMは無理だと思い、iPhoneGarageBandを使いMIXしていました。GarageBandの操作に慣れたらオリジナルも作ろう、と思ってはいたんです。ただ、

スマホの画面が小さすぎた。

当時も現在もiPhone13を愛用していて、普通に生活で使う分には十分大きいんです。ただ、楽曲制作には小さすぎてストレスだったので気が進みませんでした。ustを作ったり調声したりするのは楽しかったので、とりあえずカバーを頑張ろう、と思っていたのですが……

 

4月ごろ 初代PCが壊れる

本当に絶望しかなかったです。最初はIEも開けないほど重くなるところから始まり、最終的にはまともに起動せずBIOS画面に飛ばされるようになりました。めげずに初心者なりに調べて対処はしたのですが、元の状態に戻ることはありませんでした。明らかに寿命なので仕方ありませんが。そこで親や祖父母との交渉の末、

 

5月頭 2代目PC(新古品)を買ってもらう

新古品、というものをこの時初めて知りました。高校生が自分用に持つにはかなりスペックの高いものですが、本当にそれでいいの?!というお値段で購入することができました。

そして楽曲制作についても、ひとつの転機が訪れます。

 

5/6 SVテトを購入する

バイト禁止の高校生にとっては簡単に買える値段ではなかったので、初めは買うつもりはなかったんです。ですが、

【重音テト(Kasane Teto)SV】アイドル (YOASOBI / 推しの子 OP)【Synthesizer V Cover】 - YouTube

この動画との出会いが運命でした。SVテトが発売したことはもちろん知っていましたが、実際に歌っている動画を見るといてもたってもいられなくなり、いつの間にかお年玉をはたいて購入していました。

私のチャンネルをご覧いただけるとわかる通り、その後2ヶ月ほどは頻繁にカバーをアップしていましたが、半年空いています。

 

部活が忙しすぎて活動どころではなかった

というのが正直な理由です。私は音楽系の部活に所属しており、8月と10月の大会や9月の文化祭に向けての練習で目が回るようなスケジュールになったことで、活動に手が回らなくなりました。楽譜編曲の担当でもあったので、オフの日でも毎日音楽漬けではありましたが。

そしてオリジナル曲に関しては、まず最初に

 

Cakewalkに手を出す

手を出してはみました。ただ、調べても調べても難しすぎて私には全くわかりませんでした。初心者のくせに機能が豊富で複雑なものに飛びついたからでしょう。面倒臭がりな私はそこで一度心が折れ、カバーに注力しようと思っていました。調声もそんなに上手くないのに。

ただ、活動を応援してくれるお友達と話していてこのことに気づきます。

 

受験生になるまで時間なくない?

そう。私は高校生です。しかも大学進学を目指している。

どんなに嫌でも、あと1年もしたら勉強だけを本気で頑張らなければいけないときがやってくる。そのときに後悔したくない、と思ったわけです。そんなとき、とあるタグを見つけます。

 

#重音テト誕生祭2024

別に投稿祭とかいうわけではないですが、いい機会だと思ったわけです。春休みだし、やるならやるしかないと。一念発起して、まずはDAWをダウンロードします。今回使用しているのは、StudioOne(無料版)です。私にとっては記憶の片隅にいるCakewalkよりわかりやすかったです。

そこで、ネットで調べたり本を読んだりと試行錯誤してなんとか1曲仕上げたわけですが、とても長くなってしまったので曲については記事を分けようと思います。

 

ご覧いただきありがとうございました。